一強のリバティアイランドに「不安あり」 横山ルリカが桜花賞を分析「勝ち馬の条件に当てはまるのは...」 (3ページ目)

  • 土屋真光●取材・文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • 田中 亘●撮影 photo by Tanaka Wataru

●一番推しのサトノダイヤモンド産駒から

 そして阪神JFで2着だったシンリョクカ(牝3歳)。阪神JFでは1戦1勝での挑戦だったので、まだどういうふうに評価していいかわからない立ち位置で12番人気だったのかなと思います。

 ただ、1戦1勝のキャリアで、新馬戦よりも前半3ハロンの通過が3秒も速い流れに戸惑うことなく中団で追走し、GⅠで2着になったというのは、能力の高さを感じました。

 前走以上に強い相手もそろいますし、重賞勝ちもないので挑戦者の立場ですが、前走でいきなりのGⅠ、初めての関西遠征、初めての右回り、ハイペースといくつもの課題をすべてクリアできたこと、GⅠ皐月賞にも登録をしていた点にも、陣営の方々の期待を感じました。

 また、前走は9分の3の抽選を突破して、今回は回避馬がいたことで桜花賞に出られるようになり、運も味方につけています。

 前走をフロック視され、人気もそれほど上がらなさそうですが、直行ローテというのも大物感がありますし、秘めたる能力の高さを感じます。

 そして何より、生涯一番の"推し"のサトノダイヤモンド産駒なので、前走も"頑張れ馬券"は買って応援していて、今回も軸候補の1頭として考えています。

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