大阪杯で「穴党記者」が狙うのは人気落ちの実力馬2頭 超一線級不在で巻き返しはある

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 また、ゲートの駐立不良から発走再審査を課されてしまい、予定していた海外GIドバイターフ(UAE・芝1800m)への参戦を断念。そうしたこともあって、ここでは人気を落とすと思いますが、それが逆に狙い目かと。

 3歳の秋以降は1600m~1800mを中心に戦ってきましたが、2歳時には2000mのGIホープフルS(中山・芝2000m)を快勝。2走前の海外GI香港カップ(12月11日/香港・芝2000m)でも、勝ったロマンチックウォリアーには及びませんでしたが、ジオグリフやレイパパレ、パンサラッサなどには先着しています。

 今週水曜日に行なわれた発走再審査は無事に合格。管理する安田隆行調教師は、『疲れもなく順調。いいところをお見せしたい』と意気込んでいます。

 父ジャスタウェイ自身もそうでしたが、その産駒にも"早くから活躍して、3歳時からしばらく伸び悩んだのちに覚醒する"といった傾向が見られます。ダノンザキッドも、そろそろ再覚醒の時を迎えるのではないでしょうか」

 さて、超一線級が不在のなか、今年の大阪杯ではGI馬である牝馬2頭が人気の中心になりそうだが、太田記者が推奨するのはもう1頭の牝馬、マリアエレーナ(牝5歳)だ。

「前走のGII金鯱賞(3月12日/中京・芝2000m)では、2番人気ながら8着と完敗。内を狙って包まれてしまい、ほとんど追うことができませんでした。スムーズなレースができれば、巻き返しがあると踏んでいます。

 今でも忘れられないのが、昨夏のGIII小倉記念(8月14日/小倉・芝2000m)です。1分57秒4という走破時計も優秀でしたが、5馬身差の圧勝という内容には目を見張りました。しかも3着に下したのが、今回人気が予想されるジェラルディーナ(牝5歳)というのは価値があります。

 阪神・芝2000mは、昨春のGIIIマーメイドSで経験。2着と好走しており、舞台も合っていると思います。

 管理する吉田直弘厩舎の高島利行調教助手曰く、『オールシーズンで波のない馬』とのこと。状態は常に安定していて、得意の速い馬場になれば、浮上の余地はあると見ています」

 3連単の配当が60万円超えとなった高松宮記念に続いて、大阪杯でも高額配当が飛び出すのか。それを演出するのが、ここに挙げた2頭であってもおかしくない。

2 / 2

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る