この秋、堤礼実アナが最も注目している凱旋門賞。「日本馬の快挙達成を期待してしまう私がいる」 (2ページ目)

  • スエイシナオヨシ●撮影 photo by Sueishi Naoyoshi

 鞍上の武豊騎手も、日本ダービー最多勝記録更新をはじめ、ここ最近は記録づくしですから、凱旋門賞制覇もあるのかもと期待せずにはいられません。

 馬と騎手の実力はもちろんですが、「世界最高峰」と言われるような大きなレースを勝つには、やはり運も必要です。今の武豊騎手なら、新たな偉業を成し遂げてくれるのではないかと胸を躍らせています。

 そのドウデュース以上に人気を集めているのは、タイトルホルダーです。昨秋のGI菊花賞、今春のGI天皇賞・春、GI宝塚記念と圧巻の逃げっぷりで日本競馬を盛り上げてきた馬。パリロンシャン競馬場の当日の馬場にもよると思いますが、展開がハマれば、また自慢の大逃げが見られるのではないでしょうか。

 手綱をとるのは、横山和生騎手。本人も「タイトルホルダーのことは一番よくわかっている」と話していますし、馬の能力を最大限引き出してくれるはずです。

 ドウデュースの武豊騎手とタイトルホルダーの横山和生騎手。ベテランと若手という対照的な鞍上ではありますが、個性の異なるそれぞれのコンビがフランスの大舞台で走る、というだけで、そこに夢があり、素敵なことだなと思います。

 2年連続の参戦となるディープボンドに、7歳になってより強さが増しているステイフーリッシュも楽しみな存在。迎え撃つ外国馬も強い馬がそろっていますが、それでも日本馬の快挙達成を期待してしまう自分が今年はいます。

 凱旋門賞は毎年、結果うんぬんよりも純粋にレースを楽しむ、という感覚で見ていることが多いのですが、今年は少し違った感情でテレビの前に座ることになりそうです。心の底から「がんばれ!」と声援を送りながら、歴史的レースをこの目に焼きつけたいと思っています。

 さて、前回のコラムでも紹介させていただきましたが、『みんなのKEIBA』とスポルティーバさんとのスペシャルコラボという形で、私のフォトブック「Treasure」を10月26日に発売させていただくことになりました。

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