この秋、堤礼実アナが最も注目している凱旋門賞。「日本馬の快挙達成を期待してしまう私がいる」

  • スエイシナオヨシ●撮影 photo by Sueishi Naoyoshi

堤 礼実連載:『華麗なるウマ話』第42回

スポルティーバとフジテレビの競馬中継番組『みんなのKEIBA』とのコラボ企画、堤礼実アナウンサーの連載『華麗なるウマ話』。今回は、秋のGIシリーズの注目レース、さらには堤アナがこの秋、最も楽しみにしているというGI凱旋門賞について話を聞いた――。

 すでに秋競馬がスタートし、GIシリーズもいよいよ幕を開けます。

 私はこれまで、どちらかと言えば長距離レースが好きでした。ところが今年の夏、小倉2歳Sで最後方から鮮やかな差しきり勝ちを決めたロンドンプランの走りに刺激されたのか、最近は短距離レースの面白さにも目覚めてしまいました。

 その矢先に、秋のGⅠ開幕戦はスプリンターズSですからね。楽しみが膨らみます。

 春のスプリントGⅠ高松宮記念は、8番人気の伏兵ナランフレグが勝利。さらに3着には17番人気のキルロードが入って、3連単は200万馬券となる大波乱となりました。

 迎えたこの秋、同レースで2番人気に推されながら5着に終わったメイケイエールが前哨戦のセントウルSを快勝。実力馬がついにGIタイトルを手にするのか、注目です。

 続くGI秋華賞も楽しみにしている一戦です。GI桜花賞、GIオークスを制したスターズオンアースの牝馬三冠達成なるのか。デアリングタクトが同快挙を遂げたことはまだ記憶に新しいところですが、再びあの興奮を味わえることを期待しています。

 そんななか、私がこの秋に最も興味を抱いているレースは、海外GIの凱旋門賞です。レースの開催が目前に迫ってきていることもあり、興奮を抑えきれません。出走する日本馬4頭も豪華メンバーがそろっていますから、初制覇への期待が高まるばかりです。

 なかでも、私が注目しているのは、ドウデュースです。

 前哨戦のニエル賞こそ4着に敗れましたが、フランス入りしてからも順調に調整されている様子。現地での追い切り映像を見ても、素人の私でさえ、その力強さがはっきりとわかるほどでした。力がある馬であることはわかっていましたが、春にも増してすごく力強くなっている印象があります。

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