2022.03.13

堤礼実アナが注目する春のGI戦線。「エフフォーリアの対抗馬が出てくるのか楽しみ」

  • スエイシナオヨシ●撮影 photo by Sueishi Naoyoshi

堤 礼実連載:『華麗なるウマ話』第32回

スポルティーバとフジテレビの競馬中継番組『みんなのKEIBA』とのコラボ企画、堤礼実アナウンサーの連載『華麗なるウマ話』。今回は、ここ最近の競馬界の話題を振り返りつつ、この春のGIシリーズにおける注目レースについて語ってもらった――。

 3月と言えば、桃の節句。我が家でもこの時期は毎年、ひな人形を飾っています。

 ひな人形と言っても、何段飾りというような大層なものではありません。でも、私にとっては、小さい頃に祖母が買ってくれた大切なもの。将来、私が結婚しても、自分の娘や孫に受け継いでいけたらいいなと思っています。

 迷信なのか、通説なのか、ひな人形は「早くしまわないと、お嫁に行き遅れる」と言われますよね。それで、私の両親は「そんなに早く行かせたくないし、まだしまわなくていいか」なんて言っていたのを思い出します。

 ただ、ひな人形をしまうのが遅くなる一番の理由は、単なる"しまい忘れ"。ですから、「もう3月末なんだから、早くしまわないと永遠にお嫁に行けなくなっちゃうよ!」といったやりとりを、毎年のようにしている気がします(苦笑)。

 桃の節句にちなんで、というわけでもないのですが、ここ最近は競馬界でも牝馬や女性にまつわる話題が続きました。

 まずは、牝馬のラヴズオンリーユーが日本調教馬として初めてエクリプス賞(芝牝馬部門)を受賞したことです。

 私はこのニュースを聞くまで、正直、それがどれだけすごいものなのか、いまひとつピンときていない部分がありました。しかし、北米のサラブレッド競馬における最高賞であると知り、彼女が成し遂げた偉業の大きさに驚いています。

 今回の受賞が、ラヴズオンリーユー自身の栄誉であることは言うまでもありません。ですが、その裏には牧場やオーナー、調教師、騎手をはじめ、多くの関係者たちの支えがあったのも確かです。

 そうした人たちが育て上げた馬が海外へ出ていき、好成績を残す。その結果のエクリプス賞受賞ですから、そこには日本競馬全体への高い評価が含まれているような気がして、一層うれしく感じています。