2歳女王に輝いたサークルオブライフ。陣営が語る3歳牝馬クラシックに向けての自信 (2ページ目)
3連勝で現3歳牝馬世代の頂点に立ったサークルオブライフ。その過程を見守ってきた厩舎スタッフは、同馬についてどう見ているのか。関東競馬専門紙のトラックマンがその様子を伝える。
「厩舎スタッフによれば、同馬の力を確信したのはやはり2戦目だったとか。かなり強引な競馬になったため、『見ていてさすがに厳しいと思った』そうです。にもかかわらず、『最後はラクに勝ってしまうのだから、あの時点で能力の高さを感じた』と話しています。
最大の魅力については、これまでにも示してきた『長く続く末脚』とスタッフも絶賛。春のクラシックでもこの長所を存分に生かした戦法になるのではないでしょうか」
そのクラシックには、GIIチューリップ賞(3月5日/阪神・芝1600m)をステップに向かう予定。陣営としては、第1弾のGI桜花賞(4月10日/阪神・芝1600m)より、第2弾のGIオークス(5月22日/東京・芝2400m)でこそ、サークルオブライフの真価が発揮できると考えているようだ。先述のトラックマンが続ける。
「バテることなく、ジワジワと伸びる脚質といい、胴長の馬体といい、『本質的にはマイルより長距離のほうが向いているのでは』とスタッフ。陣営としては、桜花賞以上にオークスでの手応えを感じていることは間違いありません。
実際、マイル戦で3連勝したものの、いずれも『距離が少し短い印象があった』と言います。前半に置かれてしまうのも、そういった点が関係しているみたいです。何はともあれ、今春のクラシックで主役を張ることは確実。どんなレースを見せてくれるのか、今から楽しみです」
クラシックではこれまでに対戦歴のない相手とも戦うことになるだろうが、そこでも変わらぬ強さを見せることができるのか。まずは始動戦となるチューリップ賞で、その成長ぶりを見極めたい。
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