菊花賞は血統と臨戦過程を重視。穴候補はディープ産駒と2勝クラスを勝ってきた3頭 (2ページ目)

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 GII神戸新聞杯(9月26日/中京・芝2200m)を制したステラヴェローチェの人気が予想されるなか、どの馬も「穴馬」として魅力的な存在ではあるが、ノースザワールドは前走の2勝クラスで2着。過去10年で馬券に絡んだ馬のうち、前走が2勝クラス(旧1000万下)だった馬はすべて勝利を飾っているため、ここでは評価を落としたい。

 また、ディープモンスターはGI日本ダービー(5月30日/東京・芝2400m)からぶっつけ。過去10年でダービーからの直行で菊花賞に挑み、馬券に絡んだ馬はいない。その点を考慮すると、同馬も推しづらい。

 ちなみに2018年、長期休養明けとなる変則ローテで臨んだフィエールマンがレースを制して話題となったが、それでも前走はダービーから約1カ月後の、7月のGIIIラジオNIKKEI賞(福島・芝1800m)だった。

菊花賞での勝ち負けが期待されるレッドジェネシス菊花賞での勝ち負けが期待されるレッドジェネシスこの記事に関連する写真を見る 残ったのは、レッドジェネシス。過去10年で馬券に絡んだ30頭のうち、前走で神戸新聞杯(阪神・芝2400m。※昨年と今年は中京・芝2200m)を走っていた馬は、実に17頭を数える。このデータからも、同馬を強く推したい。

 次にピックアップしたいのは、前走で1000万下(現2勝クラス)を勝ち上がってきた馬である。なにしろ、そうした馬が過去に何度も台頭。好配当を生み出していることも多いからだ。

 2013年に3番人気で3着となったバンデ、2014年に7番人気で3着に入ったゴールドアクター、2017年に13番人気で3着となったポポカテペトル、2018年に10番人気で3着となったユーキャンスマイル、2020年に4番人気で2着に入ったアリストテレスらがいい例となる。

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