2021.07.16

今年も函館記念は波乱の予感。人気薄になりそうな馬から激走期待の2頭に注目

  • 平出貴昭●文 text by Hiraide Takaaki
  • photo by Sankei Visual

 7月18日、函館競馬場でGⅢ函館記念(芝2000m)が行なわれる。

 このレースはハンデ戦だけに、波乱の結果になりがちなのが特徴。昨年は1着・15番人気アドマイヤジャスタ、2着・13番人気ドゥオーモ、3着・3番人気バイオスパークの決着で、単勝7,730円、馬連13万1670円、3連複28万3880円、3連単343万2870円と、このレースの最高配当が飛び出している。それ以前にも、2018年は3連単57万1480 円、2017年は3連単91万5320円、と毎年のように高配当が出ている。思い切った穴狙いをしてもいいレースだろう。

 そういった意味で今回、狙いたいのがワセダインブルー(牡6歳/美浦・池上昌和厩舎)だ。

昨年8月にオホーツクSを勝利したワセダインブルー昨年8月にオホーツクSを勝利したワセダインブルー この記事に関連する写真を見る  同馬は昨年8月にオホーツクS(札幌/芝2000m)を勝利したものの、そのあとはGⅢ福島記念(福島/芝2000m)6着、GⅡ日経新春杯(中京/芝2200m)8着、GⅢダイヤモンドS(東京/芝3400m)13着と重賞で3連敗。今回もそれほど人気にはならないだろう。

 しかし、この馬は北海道の洋芝コースでは安定していて、札幌では前述のオホーツクSを勝ち、2019年8月の3歳以上1勝クラスでも3着。今回と同じ函館/芝2000mで行なわれた五稜郭Sでは、勝ち馬からクビ差の2着と好走している。今回、得意の条件に戻るので見直してみてもいいだろう。

 血統的にも魅力で、父ハービンジャーの産駒はこの函館/芝2000mで13勝と、ここ15年ほどでは、キングカメハメハに並ぶ最多勝。全出走数はキングカメハメハの112に比べて106とやや少なく、勝率は12.3%と上回る。

 この函館記念では7戦して馬券絡みがないが、昨年のレイホーロマンスは14番人気5着、2019年のドレッドノータスは7番人気4着と好走を見せている。ワセダインブルーは今回、2月のダイヤモンドS以来5カ月ぶりのレースとなるが、得意の条件なだけにキッチリと仕上げてきているだろう。