高配当続出のフローラS。腕ぶす穴党記者が期待を膨らませる伏兵3頭 (3ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Sankei Visual

 その血を受け継いだアンフィニドール。初戦を前にしての追い切りがすばらしかったので、レースでどんな走りをするのか、楽しみにしていました。すると実際、すごい末脚を見せて、期待以上の時計をマーク。今回も軽視できません」

フローラSでの大駆けが期待されるパープルレディーフローラSでの大駆けが期待されるパープルレディー 木南記者ももう1頭、アンフィニドール以上に注目している馬がいるという。

パープルレディー(牝3歳)です。管理する奥村武調教師が同馬の距離適性をとにかく買っていて、上の兄たちも走っていたので、ずっと注目してきました。そして、前走の1勝クラス・ゆりかもめ賞(2月7日/東京・芝2400m)では牡馬を撃破。しかも、当時は調教で今ひとつ動き切れていなかったなかでの勝利ですから、なおさら期待が膨らみます。

 ここに来て、調教でもだいぶ動けるようになっている印象。これなら、2000mの重賞で結果を出してオークスへ、というイメージも十分できます。

 昨秋の第1回の5大登録では、オークスだけでなく、ダービーにも名前があった馬。昨年末、先頃ダービー参戦を表明したサトノレイナスと『一緒に(ダービーへ)どうですか?』なんて話を、奥村調教師とした記憶があります。

 おそらく、同じ厩舎のクールキャット(牝3歳)のほうが人気すると思うので、ここはまさに"2頭出しは人気薄を狙え"の格言どおりの結果を期待したいところです」

 オークス出走権を賭けた熾烈な争い。激戦必至のレースにあって、ここに挙げた3頭が波乱を演出する可能性は大いにある。

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