阪急杯は穴党記者が見込んだ3頭が「春一番」並みの高配当を運んでくる (2ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Sankei Visual

 前走のGIII東京新聞杯(2月7日/東京・芝1600m)では、この馬にしては珍しく好位からの競馬をして5着。7ハロンにも対応できそうなイメージが沸いてきました」

3走前には復帰戦となるキタサンブラックメモリアルを快勝したトライン(右)3走前には復帰戦となるキタサンブラックメモリアルを快勝したトライン(右) トラインについては、デイリースポーツの大西修平記者も注目する。

「前走は好スタートから好位で運んで5着。休み明けでフレッシュだったことが影響したのか、前半で少し行きたがるシーンを見せたことが災いしました。その結果、最後も伸び切れませんでしたが、それでも掲示板を確保したのは、この馬の底力と言っていいでしょう。

 前走後はいい意味でガスが抜けたのか、良好な精神状態で仕上げられている印象。陣営も気持ちが入りすぎないように、普段の調教から工夫して、うまくメンタルをコントロールしながら調整ができています。

 阪神コースに実績はないものの、展開に恵まれなかった面が大きく、決してコースが合わないわけではないはず。条件戦時と比べて力をつけている今なら、十分に克服可能ですし、実戦にいって前向きすぎる気性を考えれば、速いペースでの先行策で結果を残してきたレシステンシアがいる今回のメンバー構成は歓迎でしょう。

 新コンビとなる池添謙一騎手とは、いかにも手が合いそうなタイプ。道中、折り合ってうまく脚がたまるようなら、重賞初制覇のシーンがあっても驚けませんよ」

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