「私にとって特別な馬」堤礼実アナが振り返るJCとアーモンドアイ

  • 佐野隆●写真 photo by Sano Takashi

堤 礼実連載:『華麗なるウマ話』第7回

スポルティーバとフジテレビの競馬中継番組『みんなのKEIBA』とのコラボ企画、堤礼実アナウンサーの連載『華麗なるウマ話』。今回は、歴史的なレースとなったジャパンカップについて振り返ってもらった――。

 GIジャパンカップが終わり、すでに2週間が経ちましたが、まだ体の中には、あの時の熱が残っているような気がします。

 天皇賞(秋)に勝って、史上初の芝GI8勝を記録したアーモンドアイ、史上初の父子2代で無敗の三冠馬となったコントレイル、そして史上初の無敗での牝馬三冠を達成したデアリングタクト。今年、歴史的偉業を成し遂げた3頭がそろって参戦することが決まって以来、大きな注目を集めていたジャパンカップでしたが、やはり最高のレースになりましたね。

 私もレース週の初めくらいから、ずっと頭の中には「今週はジャパンカップだ!」という思いがありました。注目されている3頭だけでなく、それ以外の馬たちも含めて、「どんなレースになるのだろう」と気分が高揚しているのを感じていたほどです。

 今までも、日本ダービーや有馬記念といったGIの中でも特別なレースの日には、朝からソワソワしてしまうことはありました。ですが、今回のジャパンカップは過去にないくらい、ずば抜けて興奮していましたね(笑)。

 東京競馬場に着いてからも、DAIGOさんや佐野瑞樹アナウンサーと盛り上がりながら、みなさん一緒に「いよいよだね」と、中継スタジオに入りました。

 出演者だけでなく、番組スタッフも、いつもよりソワソワしていたような気がします。スタジオ内の空気感がいつもとは少し違って、「テンションが高いな」という雰囲気を感じました。

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