2020.11.27

横山ルリカがジャパンC「3強」を分析。世紀の一戦に「絶対泣く!」

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • 田中 亘●撮影 photo by Tanaka Wataru

アーモンドアイへの思い入れが強いという横山さんアーモンドアイへの思い入れが強いという横山さん  まず、3強については3頭ともずっと本命にしてきた馬なので悩ましいです。

 3頭ともすばらしい戦績ですが、どの馬も100%ではありません。アーモンドアイは中3週で間隔が詰まっていて、前走のGⅠ天皇賞・秋(東京・芝2000m)はピークの頃ならもっと突き抜けていた気がしますが、最後は差を詰められました。

 コントレイルもとても強いけれど、1週前の調教の動きがあまりよくなかったです。最終追い切りでかなり持ち直したような印象を受けましたが、GⅠ菊花賞(10月25日/京都・芝3000m)はかなり消耗したと思うので、体調を100%に戻せるのか、不安要素はあります。

 デアリングタクトは条件やデータ的には3歳牝馬が強いのでプラスですが、先週のGⅠマイルチャンピオンシップ(阪神・芝1600m)のレシステンシア(牝3歳)を見ると、3歳馬は古馬の壁にやられている感じがちょっとありました。

 それぞれにいいデータもあります。この秋のGⅠはここまですべてのレースで1番人気の馬が勝っています。おそらくアーモンドアイが1番人気になるので、そのまま続いてほしいです。また、今年の牡牝混合の古馬による芝GⅠレースは、牝馬が7勝で牡馬は1勝しかしていません。さらに、この秋は(アーモンドアイに騎乗する)クリストフ・ルメール騎手の快進撃が止まりません。(マイルCSの)グランアレグリア(牡4歳)も(GⅠエリザベス女王杯の)ラッキーライラック(牝5歳)もそうですし、(GⅠ菊花賞で優勝した)コントレイルを追い詰めたアリストテレスもルメール騎手でした。

 データ上では3歳牝馬の相性がいいので、もちろんデアリングタクトにも注目します。過去の牝馬三冠馬アーモンドアイ、ジェンティルドンナはどちらもJCを勝ちました。53キロの軽い斤量も有利ですし、前走がGⅠ秋華賞(10月18日/京都・芝2000m)でJCまで一番余裕があります。ダメージも少なく、前もって組んだローテーションどおりに来ている馬の順調さはやはり強みです。また、馬場コンディションも、超高速ではなく少し時計が掛かって、デアリングタクト向きになっていると思います。