2020.10.24

菊花賞は大本命のヒモ穴狙いか、
逆転狙い。穴党記者が命運を託す4頭

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 一方、デイリー馬三郎の木村拓人記者は"ヒモ穴"狙いではなく、「打倒コントレイル」をも目論んだ思い切った勝負に出る。

「個人的には、コントレイルは同じ矢作芳人厩舎の先輩、リアルスティール(2015年の菊花賞2着)に近いタイプと見ています。あの年の菊花賞は決してレベルが高くなくて、そこで2着なので......。

 そんなリアルスティール同様、コントレイルも、体型的にも、走り的にも、血統的にも、長い距離は不向きだと見ています。本来2400mでも長いのではないかと思っているので、3000mという未知なる条件で、これまでと同じく単勝1.1倍、1.2倍というのでは、まったく買う気になりません。ならば、距離が伸びてよさそうな馬を狙いたいです」

 そんな木村記者が期待するのは、コントレイルとは初対戦となるバビット(牡3歳)。目下、重賞2連勝を含めて4連勝中だ。

「人気の順では上位になりますが、1着と考えるなら、配当は悪くはありません。中距離でもある程度脚力があって、距離が伸びても能力を落とさない、となるとこの馬でしょう。

 父はナカヤマフェスタでスタミナに寄っていて、母父がタイキシャトルということで、中距離でのスピードも補えています。燃費のいい走り方で、自分でペースも作れます。コントレイルに勝つには、とにかくスタミナ勝負に持ち込みたいところですが、それにも適しています。

 前走のGIIセントライト記念(9月21日/中山・芝2200m)は、約2カ月半ぶりのレースで馬体重が8kg増でしたが、難なく完勝。鞍上の内田博幸騎手も『正直太いと思った。あれで、よく勝った。次はもっとよくなるはず』と話していました。

 時計が遅いのが気になる点ではありますが、あの開催の中山は異常に時計がかかる特殊な馬場でした。そうした条件のなか、休み明けで凌ぎ切ったレースぶりを、むしろ評価したいです。打倒コントレイルの筆頭ですよ」