過去データを吟味。セントライト記念で高配当を呼ぶ3頭が見つかった (2ページ目)

  • text by Sportiva
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 今年、このパターンにぴったりハマるのは、ガロアクリーク(牡3歳)とサトノフラッグ(牡3歳)だが、2頭とも今回は上位人気が確実視されている。そうなると、穴候補としては推しづらい。


セントライト記念での大駆けが期待されるヴァルコスセントライト記念での大駆けが期待されるヴァルコス そこで、このパターンに近い馬をここでは推したい。ヴァルコス(牡3歳)である。

 同馬はオープン特別や重賞での勝ち星はないものの、GII青葉賞(5月2日/東京・芝2400m)で2着と奮闘している。勝ち馬とはクビ差だったことを思えば、限りなく勝利に近い。

 そして、皐月賞には出走できなかったが、ダービーに出走。結果は14着だったものの、過去にセントライト記念で巻き返した馬たちも、ダービー惨敗組が多い。そのことを考えれば、今回、逆襲があっても不思議ではない。

 次に注目したいのは、前走で条件クラスを勝った馬。しかも500万下(現1勝クラス)で、なおかつ、比較的好メンバーが集う"特別戦"ではなく"平場"のレースを勝ち上がってきた馬である。というのも、過去にこうした馬の活躍が目立っているからだ。

 たとえば、2012年に4番人気で3着となったダノンジェラート、2013年に3番人気で快勝したユールシンキング、2015年に10番人気で3着に入ったジュンツバサがそうだ。

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