2020.08.21

札幌記念、ラッキーライラックの
牙城を崩す「穴馬候補」は3頭いる

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Yasuo Ito/AFLO

 片や、想像以上に馬場が悪かったGI宝塚記念(6月28日/阪神・芝2200m)では6着に終わったものの、適度に馬場が荒れていた昨秋のGIエリザベス女王杯(京都・芝2200)を勝っているラッキーライラックは、札幌の洋芝にも対応できそう。馬体や走法からも、問題なくこなせると踏んでいます。

 そうなると、同馬の牙城は揺るがない印象がありますが、札幌記念では過去8年、1番人気が勝っていないのは事実。そのことを考えると、ラッキーライラックを馬券の軸としながらも、馬単や3連単などでは違う馬を1着にすれば、オイシイ配当が見込めるかもしれませんよ」

 そう語る吉田記者は、ラッキーライラックの逆転候補として、トーセンスーリヤ(牡5歳)の名前を挙げた。

「昨年の暮れに復帰して以降、条件戦を順当に勝ち上がってきて、本格化の兆しを見せています。2走前のGIII新潟大賞典(5月10日/新潟・芝2000m)では、オープン入り初戦の身でありながら、あっさりと重賞初制覇を遂げました。荒れた馬場でありながら、1分58秒6という好タイムで勝ったことも高く評価できます。

 初のGI挑戦となった前走の宝塚記念では7着に敗れましたが、渋化した馬場とハイペースの流れを考えれば、悪くない内容だったと思います。その後の回復も早く、予定を早めて始動。すでに美浦トレセンでビシビシとハードに追われています。

 ウッドチップコースでの稽古が基本ということもあって、直前入厩で挑みますが、攻めの強度を踏まえれば、陣営の思惑どおりに仕上がると見ています。メンバー的に見て、2、3番手でスムーズに走れる可能性が高く、展開利を生かせれば、2度目の重賞制覇も夢ではありません」

 トーセンスーリヤについては、松田記者も穴馬の一番手に推す。

「札幌は4戦1勝、2着1回、3着1回、4着1回。函館は3戦して2着3回と、北海道の洋芝巧者です。GIの宝塚記念は家賃が高かったですが、札幌記念なら十分に戦えます。