注目の頂上決戦。ダービーの勝敗を見極める「3歳牡馬ランキング」 (4ページ目)

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 3位は、前回2位だったサトノフラッグ。皐月賞では、2番人気に推されながら5着に終わった。ダービーでは、レコード勝ちがある東京コースになっての巻き返しが見込まれる。

木南氏
「皐月賞では、マイラプソディ(牡3歳/父ハーツクライ)に早めにプレッシャーをかけられたにしても、直線が案外でした。新馬戦もそうでしたが、外からかぶせられると、脆(もろ)い面がある印象があります。ある馬主関係者が皐月賞を見て、『コントレイルが来た時に、馬がビビッていたように見えた。(ダービーでも)逆転は無理なのでは?』と話していました。

 ただ、ダービーでは武豊騎手とのコンビ復活が発表されました。天才騎手の手綱さばきによって、逆襲を期待したいですね」


 4位は、圏外からガロアクリーク(牡3歳/父キンシャサノキセキ)がランクイン。6番人気で勝ったGIIスプリングS(3月22日/中山・芝1800m)の結果がフロック視されてか、皐月賞でも8番人気と低評価だったが、3着と善戦して評価を高めた。

吉田氏
「皐月賞は、上位2頭との力差を感じる内容でしたが、スプリングSの末脚がフロックではないことを証明しました。走法からすれば、東京の高速馬場は合いそう。末脚が生きる流れになれば、再度の浮上もあり得ます」

市丸氏
「父はスプリンターとして活躍したキンシャサノキセキ。その分、同産駒も短距離志向の馬が多いです。それは、数字でも明らかです。皐月賞で3着ですから、大きく崩れるとは断言できませんが、ダービーで上位入線は厳しいかと......」

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