2020.05.22

穴党記者が腕ぶすオークス。
舞台変わってリベンジ期す4頭に刮目せよ

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Yasuo Ito/AFLO

 では、「穴馬」として狙えるのは、どんな馬なのか。

「今年の桜花賞は特殊な馬場条件で行なわれ、今の府中(の馬場)とは真逆でした。つまり、桜花賞を完全なノーカウントと考えれば、見直すべき馬が3頭ほど浮かび上がってきます」

オークスでの巻き返しを狙うマジックキャッスルオークスでの巻き返しを狙うマジックキャッスル  そう語る小田記者が、1頭目に名前を挙げたのは、桜花賞では12着と惨敗を喫したマジックキャッスル(牝3歳)。同馬を管理するのは、一昨年にアーモンドアイで戴冠を果たし、昨年もカレンブーケドールで2着という結果を残した国枝栄厩舎だ。

「まずは、陣営がオークスの戦い方を熟知しているのが、最大の魅力です。そして、マジックキャッスル自身、2着だったGIIIクイーンC(2月15日/東京・芝1600m)で、33秒4というメンバー最速の上がりマーク。東京競馬場における瞬発力勝負に向いていることを示しています。

 馬格がなく、いかにも瞬発力タイプ。桜花賞の馬場は、まったく合っていませんでした。血統面からも、母は桜花賞3着のソーマジック、その父はシンボリクリスエスと、軽い芝での適性がうかがえて、巻き返しへの期待が膨らみます。

『かかる馬ではなく、操縦性もいい』と国枝調教師。前走と同じく、浜中俊騎手が手綱を取るのもプラス材料です。おそらく、昨年のカレンブーケドール(12番人気)と同じくらい人気は落ちると思いますが、馬券的には旨味が増すのではないでしょうか」