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フェアリーSはビッグなお年玉の好機。
未勝利、新馬勝ち3頭に福がある

  • text by Sportiva
  • photo by Sports Nippon/Getty Images

 2020年を迎えて、はや2週目の開催となる中央競馬。今週は、穴党にとってはうってつけの重賞レースが行なわれる。

 3歳牝馬限定のGIIIフェアリーS(1月13日/中山・芝1600m)である。

 このレースは、とにかく荒れている。過去10年の勝ち馬を見ても、1~3番人気が6勝している一方で、ふた桁人気の馬が4勝もしているのだ。加えて、2着には6番人気以上の伏兵馬が6度も突っ込んできている。

 その結果、3連単の配当は過去10年すべてが万馬券。そのうち、2度の50万円超えを含めて、10万円以上の高配当が5度も出ている。つまり、2年に一度は、高額配当をつかむチャンスがある、ということだ。

 まさに、中央競馬からの"ビッグなお年玉"といった感のある一戦。となれば、今年も波乱が起こると踏んで、過去10年の結果を参考にして、我々に福をもたらしてくれそうな穴馬を探し出してみたい。

 まず注目したいのは、「前走で未勝利を勝ったばかりの馬」だ。

 2勝馬や、重賞・オープンで好走してきた馬に比べると、実績的に劣っているのは明らか。その分、評価も低くなるのだが、過去にはそうした馬が数多く激走を果たしている。

 たとえば、2010年のコスモネモシン(11番人気1着)、2012年のマイネエポナ(14番人気2着)、2014年のリラヴァティ(4番人気3着)、2015年のローデッド(8番人気2着)、2016年のダイワダッチェス(7番人気3着)、2017年のモリトシラユリ(7番人気3着)、2018年のプリモシーン(2番人気1着)、2019年のフィリアプーラ(3番人気1着)らがそうである。

 ふた桁人気の超大穴が2度も飛び込んできているうえ、人気馬ではあるが、ここ2年も未勝利を勝ち上がったばかりの馬が連勝を飾っている。もはや、このタイプを狙わない手はない。

 そして、今年のレースでこの条件に当てはまるのは、2頭。ウインドラブリーナハローキャンディだ。いずれも人気薄だろうが、過去の例を踏まえれば、激走の可能性は大いにある。

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