1億9500万円の高値で落札。サトノレガシーは「馬格があって乗りやすい」
厳選!新馬情報局(2020年版)
第34回:サトノレガシー
年が明けて、3歳クラシック戦線も本格化。クラシックの行方を占う重賞やオープン特別が毎週のように開催されていく。
その傍らで、これからデビューを迎える良血馬がまだいる。栗東トレセンの池江泰寿厩舎に所属するサトノレガシー(牡3歳/父ディープインパクト)も、その1頭である。
サトノレガシーの母はアメリカで活躍したスカイディーバ 同馬の母は、アメリカのGIホルダーであるスカイディーバ。同馬は2008年9月にデビューすると、その初戦で後続に10馬身差をつける圧勝劇を演じた。ポテンシャルの高さをいきなり見せつけたのである。
そして次戦では、すかさずGIフリゼットS(アメリカ・ダート1600m)に挑戦。ここでも彼女は、その実力をいかんなく発揮し、デビュー2連勝でGIタイトルを手にした。
さらにその後、アメリカ競馬の祭典となるブリーダーズCデーに駒を進める。多数のGIレースを1日で一挙に行なう大イベントにおいて、2歳牝馬のチャンピオンを決めるGIブリーダーズCジュヴェナイルフィリーズ(アメリカ・ダート1700m)に参戦。同レースでは、惜しくも戴冠はならなかったが、3着と奮闘した。
続いて、彼女はGII戦に出走。そこで3着に敗れると、そのまま引退した。わずか4戦のキャリアではあるが、その能力は疑いようがなく、繁殖牝馬としての活躍が期待された。
そうして、引退後は日本のノーザンファームで繁殖生活をスタート。2017年に生まれたのが、サトノレガシーである。同馬は、同年の「セレクトセール」当歳馬ミッションにおいて、1億9500万円(税別)の高値で落札された。
現在、サトノレガシーは所属する池江厩舎で、デビューに向けて鍛錬を積んでいる。それに関わっている人々の評価について、関西競馬専門紙のトラックマンが伝える。
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