2020.01.17

日経新春杯は「京都巧者」推し。
父系も母系もコース相性バッチリだ

  • 平出貴昭●文 text by Hiraide Takaaki
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 1月19日、京都競馬場で4歳以上によるGⅡ日経新春杯(芝2400m)が行なわれる。

 昨年はグローリーヴェイズが重賞初勝利を挙げ、同馬はその後、暮れのGⅠ香港ヴァーズ(シャティン/芝2400m)を勝利。その他の過去の勝ち馬も、2017年のミッキーロケットが2018年GⅠ宝塚記念(阪神/芝2200m)、2011年のルーラーシップが2012年のGⅠクイーンエリザベス2世C(シャティン/芝2000m)を勝っているように、出世レースとしても知られている。

「京都/芝2400m」という条件の重賞レースは、日経新春杯の他にも秋にGⅡ京都大賞典があるが、同レースを含めた過去10年間の、京都芝2400m重賞の種牡馬別成績を見ると、25戦7勝と圧倒的な成績を残しているのがキングカメハメハ産駒だ。

 ルーラーシップが2011年の日経新春杯、ローズキングダムが2011年の京都大賞典、トゥザグローリーが2012年の日経新春杯、ヒットザターゲットが2013年の京都大賞典、ラブリーデイが2015年の京都大賞典、レーヴミストラルが2016年の日経新春杯、ミッキーロケットが2017年の日経新春杯を勝利。勝率にすると28.0%となり、ディープインパクト産駒の勝率の2倍を超える数字だ。7勝がすべて異なる馬ということも、適性の高さを物語っている。

 今年のレースに登録しているキングカメハメハ産駒は、レッドジェニアル(牡4歳/栗東・高橋義忠厩舎)。同馬は昨年、11番人気の人気薄だったGⅡ京都新聞杯(京都/芝2200m)を勝利。同年2月の未勝利戦(京都/芝2000m)も含め、全2勝を京都で挙げている”京都巧者”だ。

昨年の京都新聞杯を制したレッドジェニアル レッドジェニアルは京都新聞杯を勝利後、GⅠ日本ダービー(東京/芝2400m)8着、GⅡ神戸新聞杯(阪神/芝2400m)4着、GⅠ菊花賞(京都/芝3000m)6着と勝ち切れていない。だが、今回は約3カ月ぶりの出走で、育ち盛りの明け4歳馬だけに、リフレッシュしてのパワーアップが期待される。

 日経新春杯は、菊花賞でまずまずの走りを見せた馬の好走が目立っており、昨年の勝ち馬グローリーヴェイズ、2017年の勝ち馬ミッキーロケットはいずれも菊花賞5着からの参戦だった。重賞未勝利だった2頭に比べ、すでに「京都/芝2200m」という近い条件でGⅡレースを勝利しているレッドジェニアルは、より好走の可能性が高いと言えそうだ。