「走り出すとどこまでもいく」
アメリカの名牝の初子、アルジャンナ (2ページ目)
「育成の前からアルジャンナは見ていましたが、体のバランスがすごくいい馬、という印象がありました。フォルムが綺麗で、非常に整っているイメージだったのです。動きは前進気勢が旺盛で、走り出すとどこまでもいくようなフットワークをしていますね」
素質は間違いない。だからこそ、佐々木氏は育成段階においても、高いレベルを目指して手掛けていった。
「ポテンシャルは間違いなく高いと思うので、さらに体のバランスをよくして、細かな部分もよりよくしたいですね。(競走馬として)レベルの高いところを求めていきたいと思っています。それぐらい、厩舎としても期待している馬ですので」
そうやって育成期間を過ごし、同馬は池江厩舎に入厩。8月4日の2歳新馬(小倉・芝1800m)でデビューする予定だ。そして、鞍上は現在全国リーディングトップを快走する川田将雅騎手が務める。
はたして、コンドコマンドが送り出す初子は、前評判に違わぬ走りを見せられるか。真夏の太陽のもと、強烈な輝きを放つような走りを見せてくれることを期待したい。
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