本命の異例ローテで大混戦。皐月賞を読み解く「3歳牡馬ランキング」 (3ページ目)

  • text by Sportiva
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO


 2位は、ヴェロックス。今年に入ってからリステッド競走(重賞の次に重要なレース)となるオープン特別を連勝し、ランクアップした。

市丸博司氏(パソコン競馬ライター)
「前走の若葉Sは圧巻でした。過去、若葉Sにおけるこれほど高いTF指数(※市丸氏が独自に編み出したデータ指数)は、ちょっと記憶にありません。その指数を裏付けるだけの、強烈な勝ち方でした。やや頭の高い走りが気になりますが、皐月賞でも十分に勝ち負けが期待できます」

土屋真光氏(フリーライター)
「昨秋のGIII東京スポーツ杯2歳S(11月17日/東京・芝1800m)で4着に敗れて評価を落としましたが、あの結果は完全に不利を受けてのもの。不利がなければ、勝ったニシノデイジー(牡3歳/父ハービンジャー)にも肉薄できていたはずです。

 ここ2戦はともに少頭数のレースで、ゆったりとした流れが味方をしたようにも見えますが、どちらも取りこぼすことなく、しかも評判馬のライバルをきっちり破ってきたことは評価できます。皐月賞では、速くなりそうなペースと多頭数にどこまで対応できるか、でしょう」

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