1番人気が鉄板の東海Sはヒモ穴狙い。地味系3頭がド派手な仕事するぞ (3ページ目)

  • text by Sportiva
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 続いて、過去6年の3着以内に入った馬の前走を調べてみると、GIチャンピオンズC(中京・ダート1800m)と並んで、オープン特別の師走S(中山・ダート1800m)からの参戦馬が4頭と最多タイになっている(※チャンピオンズCの前身となるジャパンカップダートを含めると、同路線からは計6頭が参戦)。

 同じ条件のGIから挑んでくる馬は、その結果にかかわらず、有力視されやすく、人気になりやすい。一方で、師走Sはオープン特別ゆえ、メンバーレベルはGIよりも明らかに劣る。条件も違うため、そこで相当いい結果を出さない限り、人気にはなりにくい。

 にもかかわらず、師走S組はチャンピオンズC組に匹敵する成績を残している。であれば、よりオイシイ配当が見込める師走S組を狙わない手はない。

 今年は、アングライフェン(牡7歳)、メイショウスミトモ(牡8歳)の2頭が前走・師走Sからの出走。そのうち、メイショウスミトモは12着と大敗を喫しており、さすがに手を出しづらい。

 ここでは、師走Sで掲示板を確保した5着アングライフェンを推したい。

 アングライフェンは、芝、ダートを問わず、オープン特別で常に安定した走りを見せている。昨年は、芝のレースを2回走って4着、6着。ダート戦は5回走って2着、5着、7着、2着、5着。この堅実さを武器にして、大駆けを果たしてもおかしくない。

 最後に注目したいのは、ダートのオープン特別や重賞で度々掲示板に載るなど、安定感に秀でた馬だ。

 先述したグランドシチーは、9番人気で2着になった2015年の際も、それ以前の地方交流を含めた重賞やオープン特別のレースで奮闘。馬券に絡むことはなかったが、掲示板に載るような健闘を何度か見せていた。

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