2019.01.14

繁栄の一族の系譜。シルヴァーソニックは
クラシック制覇を狙える器か

  • 河合力●文 text by Kawai Chikara
  • photo by Kyodo News

厳選!新馬情報局(2019年版)
第33回:シルヴァーソニック

 兄弟や姉妹によるクラシック制覇というのはよくある話だが、それは決して簡単なことではない。達成されれば、輝かしい快挙である。

 今年の3歳馬の中にも、そんな快挙を目指す素質馬がいる。栗東トレセン(滋賀県)の池江泰寿厩舎に所属するシルヴァーソニック(牡3歳/父オルフェーヴル)だ。

 2008年のGI皐月賞(中山・芝2000m)を制したキャプテントゥーレを兄に持ち、同馬にもクラシック制覇への期待がかかっている。

シルヴァーソニックの兄キャプテントゥーレは皐月賞を制覇 兄キャプテントゥーレは、デビューから安定した成績を残して、GIIデイリー杯2歳S(京都・芝1600m)を快勝。GI朝日杯フューチュリティS(中山・芝1600m)でも3着と健闘していたが、クラシック第1弾の皐月賞では7番人気の低評価に甘んじた。

 しかし、レースではその評価を覆(くつがえ)すような快走を披露する。スタートから先手を奪ってマイペースに持ち込むと、直線を迎えてもその勢いは衰えず、まんまと逃げ切り勝ち。後続に2馬身半差をつけての見事な戴冠だった。

 その後は長期休養を余儀なくされるなど、再びGIのタイトルを手にすることはなかったが、GIII朝日チャレンジC(阪神・芝2000m)で連覇を飾るなど、最後まで重賞戦線で活躍した。

 このキャプテントゥーレの他にも、スプリント重賞を2勝したアルティマトゥーレ(牝/父フジキセキ)や、GIII小倉記念(小倉・芝2000m)を勝っているクランモンタナ(牡/父ディープインパクト)など、シルヴァーソニックの兄姉には数多くの活躍馬がいる。