2018.12.27

ホープフルSで好配当をもたらす、
2頭の遅れてきたサンタクロース

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Yasuo Ito/AFLO

 2018年の中央競馬もいよいよ最終開催を迎える。フィナーレを飾るのは、GIに昇格して2年目となる、2歳馬のもうひとつの「王者決定戦」ホープフルS(12月28日/中山・芝2000m)だ。

 昨年は1番人気のタイムフライヤーが制したが、2、3着に人気薄が入って、3連単は5万円超えの好配当となった。GII時代を含めて過去10年の結果を振り返ってみても、3連単では配当30万円超えが2回、60万超えが1回と、波乱含みのレースとなっている。

 今年は、ここまで2戦2勝のサートゥルナーリア(牡2歳)が人気の中心と目されている。無傷の2連勝という成績のうえ、母は日米オークスを制したシーザリオ。半兄にエピファネイアやリオンディーズといったGIウイナーがいる良血馬ゆえ、当然と言えるかもしれない。

 ただ、日刊スポーツの木南友輔記者は、馬場コンディションに注視して、断然人気のサートゥルナーリアにもやや懐疑的な目を向ける。

「昨年のことで思い出すのは、有馬記念から数日後で馬場が異常に重くなっていたこと。目立った降雨があったわけではないので、おそらくその間に芝丈が伸びたことが一番の原因だと思います。

 今年はサートゥルナーリアが大本命となっていますが、まだ2戦しか経験していませんし、その2戦も好位から抜け出す競馬。重い馬場に加えて、昨年のような追い込み馬向きの展開になったらどうなるかわかりません」

 実際、昨年の勝ち馬タイムフライヤーは、叔父にダートGIで活躍したタイムパラドックスがいるなど、どちらかと言えば、パワー寄りの血統だった。

 そして、今年もそうした傾向が続くと想定し、木南記者は1戦1勝のキングリスティア(牡2歳)を推奨する。