信頼のダービー馬か血統の皐月賞馬か。神戸新聞杯は2頭がガチで勝負 (3ページ目)

  • 平出貴昭●文 text by Hiraide Takaaki
  • photo by Motoo Naka/AFLO

 ここまでの2頭の力が抜けている感はあるが、それ以外に注目馬を挙げるとすれば、ステイゴールド産駒の2頭、エタリオウ(牡3歳/栗東・友道康夫厩舎)とステイフーリッシュ(牡3歳/栗東・矢作芳人厩舎)だろう。

 ステイゴールド産駒は、前述したように過去に8頭が走り、2007年ドリームジャーニー、2011年オルフェーヴル、2012年ゴールドシップの3頭が勝利している。他の5頭はいずれも6着以下で、勝つか着外の極端な成績となっているが、2強を破るとすればこの2頭かもしれない。エタリオウは日本ダービーでワグネリアンから0秒2差の4着、ステイフーリッシュはGII京都新聞杯(京都・芝2200m)を勝っており、実力的にも申し分ない。

 以上、2頭のクラシックホースを中心に4頭を挙げてみた。ワグネリアンの軸は固く、エポカドーロの好走の可能性も高いが、大物食いがあるとすればエタリオウ、ステイフーリッシュのステイゴールド産駒2頭という見解だ。

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