セントライト記念は、春のクラシック未出走の上がり馬3頭に春が来る (2ページ目)
もし神戸新聞杯に向かっていたら、過去の名馬(シンボリクリスエス、ゼンノロブロイ、レイデオロなど)級の、絶対的な自信があってのことだと思うのですが、今回、セントライト記念を選択したのはちょっと気になるところ。もちろん、牧場やオーナーサイドによる使い分けが、その理由かもしれませんけど......」
戦績や血統だけでなく、全国リーディングトップのクリストフ・ルメール騎手が手綱を取ることもあって、非常に怖い1頭となるが、絶対視するのは禁物かもしれない。
代わって、木南記者が推すのは、レイエンダと同じく春のクラシック出走が叶わなかったブレステイキングだ。
「"遅れてきた大物"というのは、レイエンダもそうですが、このブレステイキングもそう。母親のシユーマは、フランスの人気種牡馬シユーニの妹という"スーパー良血"馬ですからね。
春は惜しい戦いが続いて、3歳1勝馬クラスのフリージア賞(2月17日/東京・芝2000m)では、のちにNHKマイルCで2着となったギベオンに僅差の3着。ダービートライアルのプリンシパルS(5月5日/東京・芝2000m)では、ダービー本番でも3着に入ったコズミックフォースにわずかに及ばずの2着でした。
ここに向けての1週前追い切りでは、重いウッドチップのコースでギュンギュン加速。すさまじい動きを見せていて、具合はかなりいいのではないでしょうか」
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