マカヒキもマサカと驚く可能性。札幌記念は4歳の牡牝2頭に勝算あり (3ページ目)

  • 平出貴昭●文 text by Hiraide Takaaki
  • photo by Yamane Eiichi/AFLO

 2番手に挙げたいのがモズカッチャン(牝4歳/栗東・鮫島一歩厩舎)だ。昨年のGIエリザベス女王杯(京都・芝2200m)勝ち馬で、今年はGII京都記念(京都・芝2200m)で0秒2差の4着、GIドバイシーマクラシック(芝2410m)で0秒9差の6着と、牡馬の強豪相手にいい走りを続けている。

札幌でのレースは初めてとなるが、ハービンジャー産駒は札幌や函館の洋芝に強い。同期のディアドラも、7月29日のクイーンS(札幌・芝1800m)を3馬身差で制した。成長著しい4歳馬だけに、ディアドラ同様に成長力を発揮してくれそうだ。

 また、今年3月末にドバイのレースに出走した馬では、前述のディアドラの他に、マテラスカイがGIIIプロキオンS(中京・ダート1400m)で日本レコード勝ち。海外遠征で強い相手と戦うのは相当な経験値になるようで、本馬にもその効果が期待される。

 ともあれ、今年の札幌記念はマイスタイル、モズカッチャンの2頭に要注目だ。

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