2018.08.03

小倉記念は人気薄馬に希望あり。
牡6歳が「重賞初制覇」で男をあげる

  • 平出貴昭●文 text by Hiraide Takaaki
  • photo by Yamane Eiichi/AFLO

昨年の小倉記念を制したタツゴウゲキ 8月5日、小倉競馬場では3歳以上によるハンデ重賞・GIII小倉記念(芝2000m)が行なわれる。

 まずは過去の傾向を振り返ってみよう。1番人気馬は過去10年で0勝、2着3回、3着2回。直近4年では馬券圏内から外れており、勝ち馬は2005年のメイショウカイドウ以来出ていないため、疑ってかかったほうがいいだろう。

 過去10年でもっとも多い勝利数を数えるのが3番人気馬で、2012年エクスペディション、2013年メイショウナルト、2014年サトノノブレスと”3連覇”している。一方で人気薄馬の台頭も多く、2009年には16番人気(単勝6470円)のダンスアジョイ、2016年には11番人気(単勝3660円)のクランモンタナが勝利する波乱の結果に。2009年のレースは16番人気→1番人気→9番人気の着順で、3連単の配当が97万8500円という高配当を記録している。

 馬齢別の勝利数では5歳が4勝でトップ。以下、4歳が3勝、7歳が2勝と続く。とはいえ、前述のダンスアジョイは8歳、クランモンタナは7歳と、高齢馬が穴をあけるケースも多い。

 次に、種牡馬の傾向を見てみよう。過去約5年間の小倉芝2000mの種牡馬別成績を見ると、ディープインパクト産駒が25勝でトップ。続いてハービンジャー産駒が15勝、ハーツクライ産駒が12勝となっている。とくにハービンジャー産駒は、今年の全競馬場のランキングでは6位なので、小倉は得意条件と言っていいだろう。

 今年のメンバーには3頭のハービンジャー産駒が登録しているが、筆者がもっとも注目しているのはマイネルサージュ(牡6歳/美浦・鹿戸雄一厩舎)だ。

 同馬は6歳を迎えた今年、4月15日のOP福島民報杯(福島・芝2000m)で初めてオープン特別を勝利。さらに、前走のGIII七夕賞では最後方追走から長く脚を使って、そのレースを制したメドウラークとクビ差の2着と好走するなど充実ぶりを見せている。