ラジオNIKKEI賞はこの「恵ハンデ4頭」が楽々すぎてズルイっす (4ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Sports Nippon/Getty Images

「ハービンジャー産駒ですが、反応がいいです。キュッと切れる脚もありながら、開幕週の福島向きの先行力も備えています。しかも、前走は古馬相手、それも1000万条件から降級してきた馬もいる中で、自分の競馬をしてきっちり勝利。その内容を高く評価しています」

 グレンガリーは3戦2勝、3着1回と、まだ底を見せていない。加えて、半兄ミトラはGIII福島記念(福島・芝2000m)を2回走って、1勝、2着1回。コース適性を示している血統であることも、大きな魅力だ。

 さらに木村記者はもう1頭、気になる馬がいるという。

「特大の"大穴"として、シセイヒテン(牡3歳)に注目しています。前走の500万特別・八丈島特別(6月16日/東京・芝1600m)では2着に敗れたものの、こちらも古馬が相手で、しかも好メンバーがそろっていました。

 そこで、勝ちに等しいクビ差の2着。それで今回、ハンデ52kgで臨めるのはかなりラッキーです。そんなに速い脚があるタイプではないのですが、いい位置につけられて、ノーマークの存在なので、結構面白いと思いますよ」

 連日、30度を超える夏日が続く日本列島。この暑さを吹き飛ばすような波乱を起こして、リッチで快適な日々をもたらしてくれる馬が、この4頭の中にいるはずだ。

◆CBC賞は、この低迷馬3頭が「今年もそろそろ走るか」と言っている>>

◆2億5000万円のダノンチェイサーは、お値段通り「ガツガツ走る」>>

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