昨年200万超の阪急杯。穴党記者が「今年はこの6頭で稼げ」と叫ぶ (3ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 確かにその成績にはムラがありますが、1400m戦に限れば、昨年の2着以降、大阪-ハンブルクC(阪神・芝1400m)はコンマ5秒差の6着、GII京王杯スプリングC(東京・芝1400m)は4着、GIIスワンS(京都・芝1400m)では2着と安定しています。今度も期待できますよ」

 太田記者はもう1頭、阪神・芝1400m巧者と言える馬の名前を上げる。

カラクレナイ(牝4歳)です。この舞台では、GIIフィリーズレビュー制覇を含めて2戦2勝。コース適性は抜群です。

 前走は、GIIIシルクロードS(1月28日/京都・芝1200m)に挑んで4着。初のスプリント戦で後方からの競馬となり、池添謙一騎手は『外を回るロスがあった』と振り返っていました。得意の舞台に戻れば、面白いと思います」

 今年に入ってから、GIII京都金杯(1月6日/京都・芝1600m)でコンマ3秒差の6着、前走がコンマ4秒差の4着と、復調気配にあるカラクレナイ。GINHKマイルC(東京・芝1600m)では1番人気に推されたほどの実力馬だけに、そろそろ一発あっても不思議ではない。

 前出の坂本記者は、展開面を考慮して2頭の関東馬を推す。

アポロノシンザン(牡6歳)とディバインコード(牡4歳)です。

 レースは、アポロノシンザンとダイアナヘイロー(牝5歳)がハナを争う展開になりそうですが、ダイアナヘイローが2番手にすんなり収まれば、そこまでペースは速くならないとみています。

 しかも、アポロノシンザンは自分の形で行ければしぶといタイプ。夏の新潟では、準オープンの新潟日報賞(8月12日/新潟・芝1400m)で前半3ハロン33秒4というハイペースを逃げ切っていて、リズムよく行ければ一発の魅力を秘めています。

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