京都大賞典は稼ぐチャンス。穴党記者たちが「この2頭」で一致した! (5ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • 三浦晃一●撮影 photo by Miura Koichi

「トーセンバジルは、前走の新潟記念7着という着順が嫌われて人気を落とすようなら、妙味があります。新潟記念では前残りのスローペースが合わなかっただけ。ひと叩きした効果は絶大で、攻めの気配も格段に良化しています。

(新潟外回りの2000mはコーナー2つだったが)コーナー4つのレースのほうが結果が出ており、距離延長とともに条件は好転。この相手関係なら、十分にやれそうな雰囲気があります。

 ハッピーモーメントは前走で伸び切れませんでしたが、休み明けでしたからね。勝ち時計が1分57秒9と、速い決着になったのも敗因かな、という気がします。久々の2000m戦でスムーズに流れに乗れず、なし崩し的に脚を使わされた印象があります。

 1度使われて、調教の動きからも良化が感じられます。京都コースも3勝を挙げている得意な舞台。距離が延びて、道中うまくためがきくようなレース運びができれば、一発あっても驚かないと思いますよ」

「堅い」と言われる一戦だが、過去には3連単の配当が300万円を超える"大波乱"も起こっている。GI馬不在の中、今年は同様の結果も期待できるのか。その立役者となるのは、はたしてどっちだ。

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