キューバ人も期待? ソシアルクラブは
あの女傑ブエナビスタの愛娘 (2ページ目)
ソシアルクラブは母ブエナビスタのような活躍を見せられるか ブエナビスタにとって、2番目の子となるソシアルクラブ。育成を担当したノーザンファーム早来の村上隆博氏は、今春の取材で同馬の才能についてこう語っていた。
「春を迎えて、どんどんよくなっていきましたね。気持ちに体が追いついて、動きに迫力が出てきました。ひとつ上の姉コロナシオン(牝3歳)とは、ちょっと違うタイプ。姉はピッチ走法でしたが、こちらはストライドも大きく、ノビのある走りを見せます。この血統で、大きいところを目指したいですね」
姉のコロナシオンは、デビュー戦を勝ったものの、その後は白星から遠ざかっている。しかし、タイプの違うソシアルクラブには、それ以上の活躍が見込まれる。
同馬は現在、所属する池添厩舎に滞在し、デビューへ向けて調整を進めている。10月9日の2歳新馬(京都・芝1600m)で、その姿が見られる予定だ。
初陣を目前にして、厩舎スタッフはどんなふうにこの馬を見ているのだろうか。関西競馬専門紙のトラックマンがその様子を伝える。
「先週、初めて長めの距離を調教しましたが、『このひと追いでよくなってくるのでは』とスタッフ。『それまでの調教でもしっかり動いてきた』とのことで、陣営としては一定の手応えを感じているのではないでしょうか」
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