キーンランドCの傾向から、オイシイ穴馬が3頭も見つかってしまった (2ページ目)

  • text by Sportiva
  • 三浦晃一●撮影 photo by Miura Koichi

 ただ、ソルヴェイグ(牝4歳)やナックビーナス(牝4歳)あたりは人気が予想されるため、ここではブランボヌール(牝4歳)を推したい。

 昨年の覇者ではあるが、その後はスプリント重賞を3走して、11着、13着、9着と凡走を繰り返し、今回は人気落ち必至。それでも、過去に好走した牝馬を詳しく見てみると、不振に陥っていた重賞勝ちのある実績馬がここで復活を遂げている例が多々ある。

 例えば、先述したウキヨノカゼは、約2年半ぶりの重賞制覇だった。2014年のローブティサージュも、2歳時にGI阪神ジュベナイルフィリーズ(阪神・芝1600m)を勝って以来、1年半以上の間隔をあけて重賞タイトルをモノにした。

 同様に、今年はブランボヌールが1年ぶりに重賞制覇を果たす――そんな筋書きを夢見てはどうだろうか。

 過去の結果を見ると、もうひとつ、出走頭数が少ないわりに活躍している馬たちがいる。それは、「3歳馬」だ。

 2016年は1着ブランボヌール、2着シュウジと3歳馬がワンツーを決め、2007年には3歳牝馬のクーヴェルチュールが優勝。2009年も3歳牝馬のグランプリエンゼルが3着に食い込んでいる。

 しかも、その4頭には共通があった。それは、芝1200m戦のオープン特別か、重賞をすでに勝っていた、ということ。この時期、古馬相手に結果を出すには、やはりそれだけの実績は必要なのだろう。

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