キーンランドCの傾向から、オイシイ穴馬が3頭も見つかってしまった (3ページ目)

  • text by Sportiva
  • 三浦晃一●撮影 photo by Miura Koichi

 その観点から、今年も1頭の穴候補が浮上する。メイソンジュニア(牡3歳)だ。

 同馬は昨年、オープン特別の福島2歳S(2016年11月13日/福島・芝1200m)を勝利。また今春には、GIIIファルコンS(3月18日/中京・芝1400m)で3着、GIIニュージーランドトロフィー(4月8日/中山・芝1600m)で2着と、重賞戦線でも好走している。

 前走のGIII CBC賞(7月2日/中京・芝1200m)では12着と大敗したが、3カ月の休み明けや、久々のスプリント戦だったことが影響した可能性がある。ひと叩きしたことで良化していれば、一発あっても不思議ではない。

 さて、冒頭で2008年に16番人気で勝ったタニノマティーニと、2009年に13番人気で2着となったドラゴンウェルズのことを記した。過去10年で、10番人気以下で3着以内に入ったのはこの2頭だけである。

 そこで、2頭に共通する部分はないかその戦績を見てみると、いずれも前走は北海道開催(札幌、函館)のスプリント戦に出走。それも、オープン特別で、2頭とも5着とまずまずの走りを見せていたことがわかった。

 そして今年、同じような過程を踏んでいる馬がいないか探してみると、1頭の馬に目がとまった。ノボバカラ(牡5歳)である。

芝レース2戦目でさらなる上昇が期待できるノボバカラ芝レース2戦目でさらなる上昇が期待できるノボバカラ

3 / 4

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る