穴党記者が吟味。レパードSはこの3頭に「打倒エピカリス」を託す (4ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • 三浦晃一●撮影 photo by Miura Koichi

 木村記者も"荒れる"場合を想定して、1頭の伏兵馬を推奨。ローズプリンスダム(牡3歳/父ロージズインメイ)だ。前走の地方交流GIジャパンダートダービー(7月12日/大井・ダート2000m)敗戦(8着)からの巻き返しに期待する。

「まず、新潟のダート1800mは先行力がある馬から入るのが定石。さらにこのレースでは、昨年3着のレガーロや2014年に3着に入ったランウェイワルツように、実績がありながら、なぜか人気を落としている馬が激走することが多々あります。ハルクンノテソーロ(牡3歳/父ファスリエフ)も同じような実績馬ですが、同馬は距離に疑問符がつきます。

 そこで、前々走の鳳雛(ほうすう)S(5月21日/京都・ダート1800m)を勝っているローズプリンスダムを、エピカリスの相手筆頭に挙げたいと思います。前走も厳しい流れの中で、果敢に攻めて4コーナーでは先頭に立ちました。その経験が生かされれば、ここで通用しても何ら不思議はありません」

 鳳雛Sでは、のちにGIIIユニコーンS(6月18日/東京・ダート1600m)を制したサンライズノヴァも下しているローズプリンスダム。このときも、10番人気での激走だった。大波乱の再現となるのか、注目である。

 3歳馬による真夏のダート決戦。今年も、未来のGI馬となり得る素質馬がズラリと顔をそろえたハイレベルな一戦を見逃してはいけない。

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