中京記念を荒れさせるのは「リピーター」。この穴馬3頭を信じて買う (2ページ目)

  • text by Sportiva
  • 三浦晃一●撮影 photo by Miura Koichi

 ミッキードリームは、6歳時と7歳時の2年連続で2着に入線し高配当をもたらしたが、この2年間で同馬が馬券対象となる結果を残したのは、中京競馬場で開催されたこの中京記念のみ。それ以外、つまり他の競馬場で行なわれたレースではすべて着外となり、ふた桁着順の結果に終わることも少なくなかった(だからこそ、いずれも穴馬扱いだった)。

 ちなみに、勝ち馬を見ても、2012年、2013年はフラガラッハが連覇。リピーター色が濃いレースと言える。

 トライアンフマーチは、同レースが初めての中京競馬場だったが、同じ左回りの東京競馬場でオープン特別を2勝、GI安田記念(芝1600m)で4着に健闘するなど、古馬になってから左回りを中心に活躍してきた。その実績を踏まえれば、中京コースで結果を残しても何ら不思議はなかった。

 こうした例から、この舞台を得意とする馬、そして"リピーター"が狙い目となる。浮上するのは、ピークトラム(牡6歳)だ。

 同馬は、昨年のこのレースで2着(6番人気)に食い込んだ。そもそも初勝利を挙げたのも、この舞台で行なわれた2歳未勝利戦。左回りのコース相性もよく、新潟開催のオープン特別・谷川岳S(芝1600m)を勝っており、2歳時にはGIII新潟2歳S(芝1600m)でも3着と好走している。

 昨年の中京記念のあとは、目立った結果を残せていない状況だが、それは先述のミッキードリームと同じ。この舞台での適性を生かせれば、またも波乱を起こすかもしれない。

2 / 4

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る