世界が注目する良血グレートウォリアーは、牧場での評価もグレート! (2ページ目)

  • 河合力●文 text by Kawai Chikara

 育成の途中、木村氏はトモ(※腰から後ろ脚の付け根までの部分)の緩さを少し感じていたという。しかし、その部分を強化するトレーニングを施したところ、見事にカバーされたようだ。木村氏が続ける。

「トモがしっかり強化されたら、まったく違う馬になりましたね。踏み込みが変わりました。走らせているときでも、きちんと我慢が効きますし、扱いにくさはありません。どんな競馬を見せてくれるのか、本当に楽しみですね」

 グレートウォリアーは、すでに栗東トレセン(滋賀県)へ移動。管理する藤原英昭厩舎のもとで調教を始めている。

 至極の血統を持ち、すでに最高級の評価をもらっている若駒は、はたしてどんなレースを見せてくれるのか。母の故郷アメリカまでその活躍のニュースを届けるほどの、目覚ましい走りを見せてくれることを期待したい。

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