難敵相手にメキメキ強化。「遅咲き」
ハローユニコーンがオークスで怖い (2ページ目)
追い込みスタイルで2連勝を飾ったハローユニコーン ここまで8戦3勝の彼女は、初勝利までに4戦を要し、2勝目をつかんだのも7戦目の500万特別・黄梅賞(3月4日/中山・芝1600m)と遅かった。しかし、続く前走のオープン特別・忘れな草賞(4月9日/阪神・芝2000m)を快勝。2連勝を飾って、一気にオークス戦線へと名乗りを上げたのだ。
いきなりオークスの主力となるほどの存在ではないかもしれないが、忘れな草賞ではいい勝ちっぷりを見せており、決して軽くは扱えない。現に、管理する鮫島一歩厩舎(栗東トレセン/滋賀県)でも、この馬の持つ奥深さを感じているようだ。関西競馬専門誌のトラックマンが語る。
「初勝利までに時間がかかりましたが、そこで敗れた相手は、のちにGIII共同通信杯(2月12日/東京・芝1800m)で2着となったエトルディーニュや、同じくGIII京成杯(1月15日/中山・芝2000m)で2着に入ったガンサリュートなど、骨っぽい相手ばかり。『それなりに強いメンバーと戦いながら、徐々に力をつけてきた』と陣営は話しています。気性の難しいところもあるようですが、輸送などではイレ込まないタイプで、すでにオークス一本に絞って調整を行なっていますね」
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