2017年の運を呼べ。中山金杯はコース適性◎のドレッドノータスから (2ページ目)

  • 平出貴昭●文 text by Hiraide Takaaki photo by AFLO


 ツクバアズマオー(牡6歳、尾形充弘厩舎)は5歳の昨年、3勝を挙げてオープン入り。前走のディセンバーS(オープン、中山・芝2000m)を外から力強く差し切った。中山では12戦して[4-2-2-4](※左から1着数-2着数-3着数-着外数)で連対率50%。特に今回と同じ2000mでは5連続連対中だ。本馬の父ステイゴールドの産駒は、2014年の金杯でオーシャンブルーが勝利し、2010年はトウショウウェイヴが15番人気で3着と波乱を演出している。昨年12月25日のGIIホープフルSでもマイネルスフェーンが8番人気2着に入っており、この中山・芝2000mは得意な条件だ。

 マイネルフロスト(牡6歳、高木登厩舎)は3歳時にGIII毎日杯(阪神・芝1800m)を勝ち、GI日本ダービー(東京・芝2400m)で3着した実力馬。2015年4月の福島民報杯(オープン、福島・芝2000m)を勝って以来、勝利からは遠ざかっているが、昨年のこのレースでは逃げ粘ってヤマカツエースから0秒1差の2着に入っており、好走の可能性は十分。父ブラックタイドは昨年のGIジャパンCなどGI3勝のキタサンブラックと同じで、母の父グラスワンダーは昨年のGI香港Cを制し、GI6勝のモーリスなどの父系祖父という、"今が旬"の血統だ。

 シャイニープリンス(牡7歳、栗田博憲厩舎)は昨年の福島民報杯を3馬身差で快勝。以前は1600m以下を中心に活躍していたが、昨年あたりから2000m戦へと活躍の場を広げている。前走のディセンバーS(オープン、中山・芝2000m)でも0秒1差の3着に入っており、斤量も1.5kg軽くなる今回は注目。祖母の弟にGIマイルチャンピオンシップ連覇のダイタクヘリオスがいる血統だ。

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