初陣から逆転勝ちか。「名マイラー」
サプレザの娘、ルーズベルトゲーム (2ページ目)
「坂路800mで52秒台の好タイムを出すなど、調教の内容はいいですね。ひと追いごとにタイムを短縮している点も理想的です。母サプレザにも騎乗していたルメール騎手は、ルーズベルトゲームを実際に見て、『ぜひ、乗せてほしい』とリクエストしたみたいですよ。陣営も『走る馬の顔つきをしている』と好評価で、期待の大きさがうかがえます」
トラックマンが伝えるとおり、ルーズベルトゲームの鞍上はルメール騎手が務める予定。陣営が設定しているデビュー戦は、12月4日の2歳新馬(中京・芝1400m)だ。
調教タイムからしても、新馬戦でのパフォーマンスには注目が集まる。だが、陣営は期待が大きい分、慎重なジャッジに終始しているようだ。前出のトラックマンが続ける。
「坂路でのタイムについては、『あくまで時計の出る馬場状態だったので、あまり楽観視はしていない』とスタッフは控えめ。加えて、『まだ背中に少し肉がついている』と注文をつけるなど、デビューまでにもう一段階、絞り込みたいようです。ともあれ、慎重な姿勢を見せるのも、期待の表れ。初戦からきっちり仕上げてくると思います」
日本のファンにも馴染みのあるサプレザ。その名マイラーの血を引くルーズベルトゲームだけに、注目度も高い。母譲りの快速ぶりがいきなり見られるのか、初陣を楽しみにしたい。
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