2016.10.31

「モノが違う」とスタッフ絶賛。
オーロラエンブレムが妖しく輝く

  • 河合力●文 text by Kawai Chikara

 これまでの子どもたちがこれだけ活躍しているだけあって、ブラックエンブレムの4番目の子となる2歳馬にも注目が集まっている。美浦トレセン(茨城県)の小島茂之厩舎に所属するオーロラエンブレム(牝2歳/父ディープインパクト)である。

厩舎スタッフが絶賛しているオーロラエンブレム 実際、彼女は小さい頃から"活躍ファミリー"の1頭として、素質の片鱗を見せていたようだ。同馬の育成を担当したノーザンファーム早来の村上隆博氏は、今春の取材でこう話していた。

「体のバランスがとてもよくて、母のしっかりした骨格を受け継いでいます。フットワークが軽く、走りもきれい。当然、期待しています。普段は落ちついているんですが、調教が始まると気持ちが入ってくるんですよね。その切り替えができるところもいいと思います」

 その後、美浦の小島厩舎に入厩したオーロラエンブレム。同厩舎では母や兄たちすべての面倒を見てきたが、スタッフの同馬に対する評価は、活躍した兄たちと比較しても「ことさら高い」という。関東競馬専門紙のトラックマンが語る。

「あるスタッフは、『馬にまたがってすぐ、モノが違うと思った』と話していましたね。2歳戦ですでに勝利している同厩舎の馬と比べても、『デビュー前のこちらのほうが上』とのこと。背中がよくて、走りっぷりも素晴らしいようです」