カンが勝負の旅打ちも、ばんえい競馬には「勝利の法則」がある!? (5ページ目)
ところが、ところが、だ。
8番の馬の勢いは、こちらの想像をはるかに超えていて、ついには7番の馬まで抜いて、先頭でゴールしてしまったのだ。
配当は、馬連で4220円。馬単が7920円の高配当。「せめて馬連にしておけば......」と、ワタシは激しく後悔した。
その後も、しつこく7番と8番の馬から買い続けたが、まるで呪われたかのように、このふたつの馬番だけは一度も連にも絡まなかった。馬券はすべて紙くずとなった。「生兵法は......」のことわざは、実はワタシに向けられたものだったかもしれない。
帯広に着いたとき、ワタシが感じた「吉兆」なんて、ただの思い過ごしだったのだ......。
競馬のあとは『北の屋台村』で反省会 競馬のあとは、帯広に来ると必ず寄る『北の屋台村』へ。駅から徒歩5分くらいのところにある。
釧路の近くで獲れたという、焼き牡蠣はうまかったし、笑顔で対応してくれたお店のおねえさんも可愛かった。
だけど、ビールの味は苦かった。
(つづく)
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