北の旅打ちで想う、札幌競馬の注目度を上げたエアグルーヴの功績 (4ページ目)

  • 新山藍朗●旅人 Traveler&text by Niiyama Airo

 それはまた、日本の競馬史において、札幌競馬がそれだけ重要な役割を果たした、ということでもある。

 これから向かう札幌競馬場では、その牝馬たちの重賞、クイーンS(芝1800m)がメインレースとなっている。ここをステップに、さらなる飛躍が期待されたチェッキーノ(牝3歳)は回避してしまったが、それでももう1頭、秋に向けての躍進を期待したい馬がいる。

 馬券は、その馬から買うつもりだ。

 高速バスは札幌を目指して快調に走り続ける。心地よい揺れの中、急に眠くなってきた......。

(つづく)

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