4戦連続上がり最速! チェッキーノがオークスで兄の無念を晴らす (3ページ目)

  • 平出貴昭(サラブレッド血統センター)●文 text by Hiraide Takaaki   photo by Nikkansports

 父キングカメハメハは言わずと知れたダービー馬(2004年)であり、リーディングサイアーにもなっている(2010~11年、現在はディープインパクトに次ぐ2位)。昨年の2冠馬ドゥラメンテや3冠牝馬アパパネなど、産駒は2400mのGIでも実績を残しているし、チェッキーノ自身はドゥラメンテやローズキングダム(GIジャパンC)と同じく、母の父はサンデーサイレンス。配合も申し分ない。

 一線級の相手は今回が初めてとなるが、フローラSで3馬身差を付けたパールコードは、ミモザ賞(3月27日/500万下、中山・芝2000m)で、後にスイートピーS(5月1日/東京・芝1800m)を勝利し、オークスにも出走するジェラシーを破っており、決して弱い馬を相手にしてきたわけではない。ここまでの4戦すべてで、上がり3ハロンのタイムはメンバー中最速を計時しているのも優秀で、ここに入っても勝ち切る実力の持ち主だろう。大一番でも中心視したい。

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