安藤勝己がじっくり厳選。超ハイレベルの「3歳牡馬番付」 (5ページ目)

  • 新山藍朗●構成 text by Niiyama Airo
  • 村田利之●撮影 photo by Murata Toshiyuki

 番付は以上だけど、他にも気になる馬がいる。アルカサル(牡3歳/父ドリームジャーニー)だ。

 同馬はここまで2戦2勝。前走の500万条件・水仙賞(1着。2月27日/中山・芝2200m)の競馬を見て、「この馬は強くなりそうだな」と思った。目標をダービーに絞って、ここでどれだけ脚が使えるか試すようなレースぶりだったけど、それでいて2着に2馬身半もの差をつけたからね。

 ドリームジャーニー産駒と地味だけど、すごく走るし、大事に使われているのも好感が持てる。ダービーにはぜひ出走してほしい。出てきたら、「3強」にとっても怖い存在になるんじゃないかな。


安藤勝己(あんどう・かつみ)
1960年3月28日生まれ。愛知県出身。2003年、地方競馬・笠松競馬場から中央競馬(JRA)に移籍。鮮やかな手綱さばきでファンを魅了し、「アンカツ」の愛称で親しまれた。キングカメハメハをはじめ、ダイワメジャー、ダイワスカーレット、ブエナビスタなど、多くの名馬にも騎乗。数々のビッグタイトルを手にした。2013年1月31日、現役を引退。騎手生活通算4464勝、うちJRA通算1111勝(GI=22勝)。現在は競馬評論家として精力的に活動している。

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