2016.04.08

桜花賞は「世界王者」の良血を引き継ぐジュエラーがピカピカ輝く

  • 河合力●文 text by Kawai Chikara
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 クラシックの季節がやってきた。

 口火を切るのは、4月10日のGI桜花賞(阪神・芝1600m)だ。3歳牝馬によるこの一戦は、「牝馬三冠(桜花賞、オークス、秋華賞)」の一冠目という位置付けになる。

 今年の3歳牝馬で「主役」となるのは、メジャーエンブレム(父ダイワメジャー)だ。昨年のGI阪神ジュベナイルフィリーズ(2015年12月13日/阪神・芝1600m)を制した”2歳女王”は、続くGIIIクイーンカップ(2月13日/東京・芝1600m)でも、5馬身差の圧勝。同世代で、頭ひとつ抜けた存在となっている。

 その対抗馬として浮上するのが、前哨戦となるGIIIチューリップ賞(3月5日/阪神・芝1600m)を勝ったシンハライト(父ディープインパクト)だろう。同馬は、デビューから無傷の3連勝でクラシックに向かう逸材。そのキャリアは、絶対能力がなければできない芸当だ。

 しかしそれ以外にも、タイトルを狙えるポテンシャルの持ち主はいる。ジュエラー(父ヴィクトワールピサ)である。

桜花賞で「打倒メジャーエンブレム」に挑むジュエラー 昨年11月の2歳新馬(2015年11月29日/京都・芝1800m)でデビューした彼女は、出遅れ気味のスタートから楽勝。素晴らしいパフォーマンスを見せた。