ダートも「女傑の時代」。フェブラリーSの狙いはホワイトフーガ (3ページ目)

  • 平出貴昭(サラブレッド血統センター)●文 text by Hiraide Takaaki  photo by Nikkan sports

 2007年のGI日本ダービーを制したウオッカ以降、ダイワスカーレット(GI有馬記念など)、ブエナビスタ(GIジャパンCなど)、ジェンティルドンナ(GIドバイシーマクラシックなど)など牡馬顔負けの牝馬が続出し、近年は“女傑の時代”と呼ばれて久しいが、それらはいずれも芝レースでのものだった。しかし、昨年はJpnI JBCスプリントのコーリンベリー、GIチャンピオンズカップのサンビスタと、ダートGI/JpnIで牝馬による初制覇が続いている。

 フェブラリーステークスは1997年にGIに昇格されて以降、牝馬は16頭が出走し計24戦で0勝、2着1回(2000年ゴールドティアラ)、3着2回(2000年ファストフレンド、2001年トゥザヴィクトリー)という成績。過去14年連続で馬券に絡んでいないが、GIチャンピオンズカップも、昨年までは牝馬が馬券に絡んでさえいなかったレースなので、そのジンクスが破られた今の流れなら、このGIフェブラリーステークスでも牝馬の台頭が期待できそうだ。ホワイトフーガの走りに注目しよう。

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