桜花賞まで3カ月。「本命」メジャーエンブレムに敵なしか? (4ページ目)

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 3位は同ポイントで、アットザシーサイド(父キングカメハメハ)と、ウインファビラス(父ステイゴールド)。ともに阪神JFに出走し、アットザシーサイドは5着、ウインファビラスは2着という成績だった。

土屋真光氏(フリーライター)

「アットザシーサイドは、デビューから2連勝を飾ったものの、2戦目では10kgも馬体重を減らしていました。そこから間隔が詰まった状態で挑んだ阪神JFでは、さらに4kgの馬体減。しかも、距離延長、GIの舞台と、ハードルがかなり高くなっていました。それでも、後方から伸びて5着。上々の結果と言えるでしょう。単なる短距離馬でなければ、クラシックでも勝負できるはずです」

木南氏
「アットザシーサイドにとって、阪神JFは初のマイル戦。なおかつ、押せ押せのローテーションで、時計のかかる馬場と、厳しい条件が重なりました。そうした中で、5着に来たことは評価できます。デビュー2戦で見せた切れ味は非凡なものを感じさせてくれましたし、キングカメハメハ産駒で年が明けてからの成長にも期待が持てます」

市丸氏

「ウインファビラスは、包まれて動けなかったアルテミスSでは5着と惜敗。そこから挽回して、阪神JFでは2着と好走しました。現時点では、メジャーエンブレムとの能力差を感じますが、今後の成長次第では逆転も考えられます」

本誌競馬班

「新潟2歳S(2015年8月30日/新潟・芝1600m)でも2着と好走していたウインファビラス。阪神JFでは、それがフロックでないことを証明したと思います。重賞で2度の2着は力がある証拠でしょう」

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