【競馬】コディーノの全妹チェッキーノ。札幌デビューへ視界良好 (2ページ目)
そのチェッキーノは、ノーザンファーム早来(北海道)で育成が行なわれてきた。担当した日下和博氏は、育成期間に見せた同馬の成長に目を細める。
「育成を始めた頃は、ちょっと華奢(きゃしゃ)だったのですが、いい形で成長してきましたね。馬体重も、春の時点で460kg。想像していたとおりの進歩を見せてくれました。だんだんとよくなってきた印象で、あとはこのまま『(デビューまで)無事に行ってくれれば......』という思いです」
スタッフにとって、理想的な成長曲線を描いたチェッキーノ。同馬はすでに札幌競馬場入りし、管理する藤沢和雄調教師(美浦トレセン)のもとで調教を積んでいる。今のところ、8月15日の2歳新馬(札幌・芝1500m)がデビュー戦となる予定だ。
ハッピーパスの産駒は、デビュー戦から強さを見せるのが特徴でもある。これまでにデビューした5頭の産駒のうち、4頭が初戦で白星を収めているのだ。日下氏も、兄姉たちに続く順調なデビューを、チェッキーノに期待する。
「とにかく新馬戦を勝っている血統なので、まずはそこでがんばってもらいたいですね。そして、新馬戦のあとも、いいレースを見せてくれれば、と思います。まだまだ成長していけそうですしね。能力面では、ひとつ上の姉カービングパス(牝3歳/父ハービンジャー)より、スピードがありそうな雰囲気を持っています」
デビュー勝ちの多いハッピーパス産駒だが、コディーノ以外の馬は、2勝目がなかなか遠かった。しかし、豊かな成長力を見せるチェッキーノなら、"奥の深さ"を持ち合わせ、レースを経験するごとに上積みが見込めそうだ。
何はともあれ、デビューを間近に控えたチェッキーノ。まずは兄姉らと同様、初陣を飾ることができるのか、注目される。
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